・1Cell当たりの論理値が増えると、当然ビット単価が下がるので、安価に大容量を実現することが可能。
ただし、隣り合う論理値の電圧マージンが少なくなってくるので、
素子の劣化による電荷抜けなどで読み取りエラーが発生する可能性が高くなる。
・総書込み回数はSLCが一番大きく、10万回。それに対してQLCは1000回足らずである。
システム設計の際に、製品LIFEから算出した生涯書込み容量が、
総書込み回数よりマージンをもって小さくなるようにデザインされなければならない。
・一般的に、高信頼性を求めるシステムでは、SLCやp-SLCが採用される。
・p-SLC(Pseudo SLC,疑似
SLC)とは
多値(MLC/TLCなど)のNAND素子を1bitとして使用するため、多値に比べマージンが大きく信頼性が高いが、比較的安価に入手できる。
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