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【SSD/NAND 基礎講座】
38.
書き換えで起きる問題
書き換えで起きる問題
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■書き換えで起きる問題
データの書き込み速度が極端に落ちる
【データの書き込み速度が極端に落ちる】
ブロック単位でデータを消去して書き換えていると、空きブロックがある内は同じ場所を頻繁に使用しない様に データを別ブロックに振り分けているのでLBA0からの書き込み速度を保てる。
しかし、空きブロックをすべて使用した時点で書き換えが発生すると、 元データを消去する作業が加わって書き込み速度が遅くなります。
(
ガベージコレクション
の発生)
一定期間使用していると、急に書き込み速度が遅くなるのはこの仕様が原因です。
OS上から不要のデータをバックグラウンドで定期的に削除を通知する
Trim
という機能があります。
【データがブロック単位で消失する】
データを書き換える時にエラーが発生した場合、ブロック単位で消去しているので、 ブロック全体のデータが消失します。
また、最近のSSDはキャッシュ(一時的にデータを保存する記憶装置)にも不揮発性のフラッシュメモリを使用して 突然の電源断でデータが消失しない様にしているが、 キャッシュに揮発性のメモリを使用している場合、電源断でブロック単位でデータが消失する事がある。
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